デントリペア

デントリペアとは

P.D.R(ペイントレスデントリペア)の略です。
車のボディーに出来た小さなヘコミの事をいい、そのヘコミの種類は、多くの種類があります。当たったものの形、衝撃の強さによってサイズ、形状、深さが変わってきます。

一般的に隣に駐車していた車のドアが当たって出来る1cm~5cmくらいのヘコミが「デント」と呼ばれ、デントリペアできれいに修理できます。

鈑金や再塗装をすることなく、数十分程度~と短時間で修理が可能です。

日本ではまだまだ知名度が低く、なじみが少ないですが、デントリペア発祥のヨーロッパやアメリカはじめ海外では歴史のある技術として浸透しています。

ヘコミができてしまったら、デントリペアで直せなければ鈑金塗装、という認識が主流になっています。

デントリペアの工法

専用ライトと数十本の特殊ツールを使い分け、ボディーに出来たヘコミの裏側からゆっくり丁寧に押し上げます。車にあるわずかな隙間やピンホールなどを利用することで内装をばらさずに修理が可能です。

  • 原理が単純なだけその作業は繊細で難しい。
  • ライトの光をヘコミの部分に映りこませ、押し上げる際におきる微妙な変化を利用しヘコミを直していく。
  • ツールの入らない部分はプーリングという表側から引き出して直す方法がある。

デントリペアとは

メリット、デメリット

メリット

  • 仕上がりが綺麗。鈑金、塗装を行わないため塗装をオリジナルのまま維持。

  • 鈑金塗装と比べ短時間で修理が可能。特別な設備も必要ないので出張修理もできる。

  • 鈑金塗装と比べ材料費、時間がかからない分、低料金で修理が可能。

  • 鈑金塗装は、経年変化がみられる場合があり修復箇所が目立ってくるがデントリペアは、経年変化はない

  • 修復歴にならない。

  • 鈑金塗装の場合、ヘコミを部分的に直すことは不可能で、ヘコミのないところまで、広範囲で塗装を行わなければならず、その分、仕切りのリスクやコストが発生する。

デメリット

  • 本来、小さなヘコミを対象とするため、大きくなるにつれ、条件がシビアになる。
  • 鈑金のれきがある場所は、不可能な場合がある。
  • 塗装にキズがある場合は、そのキズは残ったまま。
  • ヘコミの直せる場所に多少制限があり、ドアの緑・鉄板が2枚に重なった部分は不可能な場合がある。
  • プレスライン上やカーブのきつい部分に出来た、深いヘコミの場合、修復跡ができる可能性がある。
    くっきり線の入ったヘコミ、小さなヘコミでも鋭いものがささったようなヘコミ。
  • ツールの入らない部分はプーリングという表面から引き出す方法を使うが、塗装がはがれる恐れがある。

料金(目安)

1cmまで
2cmまで
3cmまで
3~5cm
5cm以上※
10,000円
12,000円
16,000円
18,000円~
25,000円~

※ヘコミの状況の確認が必要になる場合がある。

同一パネル2個目から50%OFF・他パネル2個目から、30%OFF

複数での割引は1番大きなヘコミを基本価格とします。
プレスライン上、アルミパネルは2割~3割増になる場合があります。
ルーフなどの内張りで、脱着に時間がかかる場合は、別途料金がかかります。

出張作業について

  • 車1台半ほどのスペースで直射日光のあたらない場所で家庭用の電源が必要です。
  • 悪天候の際は、出張作業ができない場合があります。

事例1.フリード スライドドア

施工前
施工後

事例2.エクストレイル リアドア

施工前

施工後